ちょっと見ずらいのですが、こちらは、「肩」の下部に位置する、「腰」となります。手で持っている部分が、人形遣いの体からの部分となります。
この「腰」にも「肩」と同じように発泡スチロールが取り付けられており、人形ではありますが、見た目で着物を着せた時の姿を整える役割を果たしています。「肩」と同じようにサポーターテープで固定させてあります。「腰」も「肩」同様に、左右両側に紐が吊り下げられています。そして何やら白い布がその先に結び付けられているのですが、これは人形の足となります。
こちらも、人形の背丈、人形遣いの背丈、箱車の高さ等により、足の長さを微調整させる必要があります。そのために前述の「肩」と同じ構造を使っております。従来の「車人形」「背柱型車人形」には、特に人形の「腰」という構造はありませんでしたが、今回私達は、この「腰」を敢えて作ってみました。これで、表現が向上する事を願っています。