伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

2016-01-01から1年間の記事一覧

もはや餅つきゲーム?

お客様感謝祭に「餅つき」で参加しました。どういう訳か、三味線の音が鳴り始めると、自然と子ども達が集まって来ます。やがて赤ちゃんを抱いたお母さんも、この時とばかりに期待のオーラを発しながら集まって来られます。餅の搗き手を募集すると、「やりた…

時代は変わっても伝えたい!

園長先生の出身地「姫路」。空襲、駅前商店街にバスが走っていた話など、在りし日の「姫路」をいっぱいいっぱい、お話し下さいました。今や、故障したら新品を買う時代。珍しいポケモンが出るからとスマホで追いかける時代。この40~50年の劇的な変化が…

お世話になった先生方との再会!

保育園の園長先生が一堂に会する余興の席に招かれました。舞台上で準備している私達を見つけると、懐かしさも手伝って、お世話になった先生方が、次々と笑顔で挨拶に来られるのでした!思い出話に花が咲き、時間が経つのも忘れ、話が尽きませんでした。花こ…

姫路文化賞受章式

姫路文化賞を2団体6個人が受賞されました。特に印象深かったのは、「相生平和記念碑を守る会」の受賞でした。「相生平和記念碑を守る会」は、在日本大韓民国民団と在日本朝鮮人総連合が、お互いの立場を越えて、日本で初めて1995年11月1日に慰霊碑を建立さ…

こういう公演もあるんです!

太鼓の演奏途中から皆さんの様子が変わりました。歓声を上げ大きな拍手をして喜んで下さっている姿が視界に。会場の後ろでは、水口囃子に合わせて踊って楽しんでおられました。う~ん、こういう公演もあるんだ!獅子舞ではひとつひとつの動きに拍手が沸き起…

幸せが振舞われた舞台でした!

世界の文化あふれる中、在日の皆さんと一緒になって「サムルノリ」の勉強に励んでいます。異文化への尊敬と憧れ。連綿とその素朴な思いは断ち切れる事なく続きました。異なる感性からほとばしるリズムに表現、そしてその交流。こうやってお客さんの前で演奏…

ふしぎ発見!

沖縄の小型太鼓「パーランクー」に魅せられた皆さんは、今回、園児と一緒になって和太鼓と一緒に演奏してみました!いやいや、なかなか良かったと思います!違和感なく、素朴で愛らしいものでした!こんな風にできるんだと、あらためてビックリしています。…

餅つきを考える

みんなで力を合わせる行事は、どうしてこんなに楽しいのでしょう!終わった後には格別な美味しさが待っています!しかし、その美味しい餅米、かつて稲作に掛ける労力は、今では想像もできないくらい半端なく大変なものでした!親戚一同が故郷に集まり、寝食…

「伝承」と「伝統」を考える

偉そうに「伝統芸能」と言っていますが、これまで公演を続けて参りますと、先輩方から教わってきたものが、お客さんとの関係性や私達のあり方でその形が変わってきました。どうやら「伝承」と「伝統」という考え方に違いがあるようです。同じ形などをそのま…

喜怒哀楽を育んだ時間の重み

各地施設に伺うと、舞台とは違った良さを体験できます。様々な人々が長年そこで生活を営み、そして愛情・喜怒哀楽を育んだ時間の重みを感じる特殊な空間です。その施設が持つ温かみや優しさにふれ合いながら公演をさせて頂ける訳です。また、神社仏閣という…

益々の発展を願っています!

今年の猿まわし千秋楽は、「和太鼓teamレッド」主催で、チケット売りから公演本番まで、私達も一緒になって準備しました。花こまと共に歩む会やレッドメンバー家族の協力もあり、当日は164名の参加者で楽しむ事ができました。大舞台公演という緊張感の中…

私達の望むもの

目まぐるしい科学や社会の発展で、あっという間にすっかり便利になりました!それでいい筈ですよね。でも、何か忘れてはいけない大切なものを、どこかに置き忘れてしまった様にも感じます。そんな大切なものを呼び覚ましてくれる「伝統芸能」である様に、こ…

切なる祈りと願い

親は生まれてきた我が子を愛し、立派な大人への成長を願います。そして、その子ども達は無条件に親を慕います。どんなに時代が変わろうとも、親子の情愛に決して変化はないのだと信じます。身近な芸能にこれらの思いを込めて、どれほど祈って、どれほど願っ…

伝えたいもの

「思えば~、涙がぇ~、こぼ~れ~、ま~す~」子どもの頃、「さんしょう太夫」や「泣いた赤鬼」「ごんぎつね」などを見聞きした折には思わず涙を流したものでした。「お母さんとの別れ」「誤解」による苦悶など、心優しい感性に強烈に訴え掛けたこれらの印…

けなげに ごあいさつ

今年も会いに来ましたよ~!「かわいいね~!」「ありがとぅ~ね!」まるで皆さんの孫の様です!いぇ~!とハイタッチをすると、もうこれ以上の笑顔など無いほどに笑って下さいます!本当にありがたいですね~。うれしいですね~。それでは、私達芸人を代表…

ほらっ、できたでしょ!

皆んな見た?見てくれた!新しい玉すだれ、ほらっ!大成功!組み合わせと工夫次第で想像の世界は無限に広がります!大好きな先生の演技に、園児の大声援も価値あるものとなりました!負けてはいられません!鉄平君も大ハッスル!それを見届けた兄貴分の一平…

気がかりな一日

利用者の皆さんとそのご家族との合同イベント、待ちに待った年に一度の「家族会」です!遠方から、募る思いを携えたご家族が大勢駆け付けて来られました!会場はそんな雰囲気で一杯です!さあ、皆さんにどれだけ楽しんで頂けるか、私達だけでなく職員の皆さ…

観客が増えたから?

利用者の皆さんに加え、今日は近所にある保育園児の皆さんが遊びに来てくれました!いつもよりお客さんが増えたから?恥ずかしくて前を見れない鉄平君。これからもこういう本番は必ずあるからね。でも、何回も、何回もチャレンジして、一平兄ちゃんの様に堂…

どんだけ「獅子舞」やねん!

私達が伺うと、どうも獅子舞のイメージが強すぎるようです。私達の姿を見つけるなり、園児がひそひそ話「今日獅子舞あるで!」ありません!獅子舞は正月です!そんなの聞く耳なんて持ちません。話は続きます「獅子が近づいて来たらどないする?」園児同士で…

どうしてそんなに綺麗に撮れるの?

スマホの普及って凄いですね~!テレビでこれでもかって、そりゃ毎日宣伝してますもんね!こちらの施設の皆さんも、初めての猿まわしとあって、お猿さんや獅子が出て来るとスマホ片手に一斉に公演鑑賞?撮影?それがまた、デジカメより綺麗に写るんなんて!…

再発見!こんなにいいものとは!

琴を伴奏にした「花田の子守唄」ってこんな良かったんですね!新しい伝統芸能美を感じました。「花田の子守唄」とは姫路市花田小学校区に伝わる子守唄で、子守奉公の辛さを子守自身が唄ったものです。いやいや、本当に良かったです!子ども達を前にした園庭…

僕たちの雄姿を忘れないでね!

当たり前のように演じる鉄平君に一平君。ここに至るまでの苦労はそりゃ大変なものでした。猿の群れからはぐれ、縁あって猿まわしの世界へと。まさか、人前で芸を披露するなんて。親方の唄に合わせ所作の数々を上演したかつての猿まわし、それは粋な芸だった…

関西産業観光博覧会に参加

近畿経済産業局と中小企業基盤整備機構近畿本部の主催で、産業観光施設を核として、海外にはあまり知られていない地方への誘客をすすめ、さらなる消費拡大を目指して訪日外国人が多く集まる関空で開催されました。私達は「播磨地域は日本酒のふるさと」キャ…

どんなもんだい!ついに、完成!

見てやって下さい!この見事な「正座」!一平じゃなくて、鉄平なんですよ!弟分の鉄平なんですよ!果たして立派な芸猿になれるのか、そう危惧していた大介さん。諦めずに、諦めずに、1日の仕事の終わったその後に、毎日、毎日、鉄平と付き合い、稽古では完…

汗をかきかき、これも世のため人のため!

は~い!ひねって~!いやいや!そうじゃなくて、右手を、こうして!そうそうそう!はいはい!日頃お世話して下さる職員が今日はにわか芸人で登場です!応援したいのは山々なんですが、思わず可笑しくって!施設の食堂はあっという間に大きな演芸場!今日は…

園児が見つめるその先は!

涙あり!笑いあり!園児が真剣に見つめる先は、園庭で繰り広げられる伝統芸能です!いまどき珍しいでしょ!村祭りで感じる原風景と重なり、心の財産となりますように!それでは!皆さんの健やかな成長を願いまして!獅子舞、安来節です!あらッ、エサッサー!…

思わず戸惑う大好きな先生!

「初めての玉すだれ!」予想外の動きに、思わず戸惑うこの表情!それでも大好きな先生の初挑戦に、園児は心から拍手を送るのでした!片やそんなドラマなど、どこ吹く風のお猿の一平君。先生とは対照的に、晴天の芝生であまりの気持ちよさに、只々ご満悦な姿…

首を長~くして!

初めてのデーサービスに伺いました!まだ1時間も前だというのに、もう皆さん早くも整列しておられます。首を長~くして待っていて下さったんですよね。お待たせ致しました!短い時間でございますが、どうかお楽しみ下さい!事ある度に会場から歓声が沸き起…

「蝉しぐれ」ならぬ「園児しぐれ?」

「蝉しぐれ」ならぬ「園児しぐれ?」。毎年伺っているのに。あまりの獅子舞の怖さに、思わず泣き出してしまった皆さん。いいんですよ。私達は、大切な思い出として記憶となる事を願ってるんですから。勿論、お猿さんも一緒だったでしょ!優しい目で微笑む先…

秋を彩る猿まわし

秋恒例の行事。「また、来年やね!」満足気に帰られる皆さんは皆笑顔。私達に丁寧にお礼の言葉を述べられ、ゆっくりとお部屋へ戻られました。「獅子にかんでもろたから来年まで大丈夫!」秋を彩る日差しの下、建物に反射し響き渡る皆さんの歓声、何とも言え…