子どもの成長を見守る親の気持ちと言ったところでしょうか。長年見続けて、関わり続け、支え続けて下さった皆さんが、感染対策をした上で、しかも最少人数で、初めて見る「人形谷茶前」の出来栄えを見定めて下さいました。「ばーき（ざる）」を頭に載せて魚を売り歩く仕草への要望が大きかったです。人間ならいとも簡単にできる仕草が、場合によっては人形では実現できないという事があります。今後、どう改善できるのか、そんな宿題を頂きました。地元の芸能だけに課題が無くなる事はないでしょうが、ひとまず人形で踊りを表現するという世界に突き進めた意義は大きいと思いました。その甲斐あって、次なる峰がうすらぼんやり見えて来たようにも思います。
演目：人形谷茶前、沖縄を想う、寿獅子
