私達は、「背柱（せちゅう）式車人形」という車人形を扱って作品を上演していますが、これは「車人形」という芸能のひとつで、手で操っていた人形頭（かしら）を自分の頭から伸ばした糸で操る構造になっている点が違いとなります。同じ様な操り方を採用している北海道滝川市の「たきかわ車人形『ひろみ座』」さんからの依頼で、人形製作や作業にまつわる材料などを送る事となり、まるで手塩にかけた我が子を送り出す気分です。こういった類のものは、スーパーやホームセンターで売り買いされていませんし、それぞれの団体が独自に開発・製作したものを必要な方にお伝えしたり、お売りするといった流通をたどります。１０月には新しい作品の上演があると聞いているので、楽しみにしています。
