伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

年神様に繁栄を願った先人の思いは〔兵庫県たつの市〕

50年前といえば、暖房完備の暖かい場所など無い時代ですから、当然「餅つき」と言えば、身も凍る年の瀬の厳寒行事でした。最近は、年によって多少の違いもありますが、それでもまあ「寒い」中での行事となります。そう言えば子どもの頃、年末ともなれば、必ず親戚一同が集まって来て、朝早くから長時間繰り返し餅搗きの音を鳴り響かせていたものです。先代の園長先生もこの懐かしい良き風情を子ども達の記憶に残してあげたいと願ったのでしょうか。その後、今の理事長先生にも受け継がれ、子ども達だけでなく、そんな経験をした事もな若い先生方も一緒になって、寒さに震えながらも、獅子に頭を噛まれ、みんな一緒になって出来立ての餅に舌鼓を打ち、先人に習い新年を迎える年の瀬を過ごすのでした。

演目:南京玉すだれ、寿獅子、もちつきばやし×4回

f:id:MinzokukabudanHanakoma:20211228105645j:plain

f:id:MinzokukabudanHanakoma:20211228105654j:plain

f:id:MinzokukabudanHanakoma:20211228105703j:plain