この「コロナ禍」の中、私達を呼んで下さるところは、並々ならぬ思いがあっての事だと思います。感染は増加の一途ですから、その感染との闘い、その不安は計り知れないと思われます。だからこそ、喜んで頂ける様に、今持てる精一杯でのぞみました。子ども達は、そんな大人の事情を感性で理解しているのかも知れません。例年なら大声でなり振り構わず泣き叫ぶ恐怖の「獅子舞」なのですが、どういう訳か、神妙に大人しく、頭を噛ませてくれたのは、大人と一緒に生きる子ども達からの精一杯の思いだったのかも知れません。そんな姿に、こんな状況を招いてしまった大人の責任を逆に感じるのでした。
演目:水口囃子、寿獅子、もちつきばやし