こんなにも杵で搗く「餅つき」を喜んでいる姿を見た事があったでしょうか?今日の子ども達は、なぜかとても嬉しそうです。「餅」と言えば、今では器械で作るのか、売っている物を購入するより方法はありません。園児達の餅を搗く姿は、失ってしまった楽しみを、まるで一途に取り返しているかのようです。芸能なんて、合理化された、機械化されたその世界とは、かなりかけ離れた存在です。獅子舞なんて、からくりででもできるでしょうけれど、その会場での演者の生きたアドリブが、お客さんの心を揺すぶるのです。「人間らしさ」とは何か、なぜかそんな事を考えさせられました。