寒空の下、子ども達からご近所の皆さんまで駆けつけて下さり、昨年は中止となりましたが、地元の皆さんを喜ばせたいと願い続けた1年越しの施設長さんの思いは、ついに実現の運びとなりました。新年は黙っていても嫌が応にもやって来ます。でも感覚として、「新年を迎えた!」という実感をそれでもどこか持ちたいものです。「芸能」はそんな時、少々お役に立つ事ができます。短時間ではありますが、「頭を噛んで貰った!」「美味しいきな粉餅を食べた!」そういう実体験が、寒空の下ではあっても、いや厳しい寒さの中だからこそ、「間違いなく新年を迎えた!」という実感を「思い出」として体に刻み込み、どこか納得して頂けるんだと思いました。
演目:寿獅子、もちつきばやし