一歩園に足を踏み入れると園児達のいつもの会話が耳に入って来ます。「今日は獅子が来るんやで」「獅子舞の日や」園児同士の会話、見送りに来た親子の会話となって、あちらこちらから時間差を経て聞こえて来ます。先生方も心得たもので、私達のたくさんの荷物をせっせと遊戯室へと運んで下さいます。そんな皆さんに迎えられて上演を続けてきました。今年は新しく沖縄の芸能を取り入れて人形で上演しました。皆さんの楽し気な雰囲気とは裏腹に、只ひたすら一生懸命に、無事上演を終えられるように、できる限りを尽くす私達なのでした。新しい演目は、この様にして緊張感をもって何度も何度もお客さんの洗練を受けながら成長して行く事となります。私達の試練はまだまだ続きます。
演目：谷茶前、南京玉すだれ、寿獅子、もちつきばやし
