初めての施設に伺い一番嬉しいのが、公演前と公演後の私達への接し方がガラッと変わる時です。皆さんとの関係性を大事にしながら、押しつぶされそうな位の責任の大きさを感じながら、丁寧に大胆に、自分自身にも納得できる上演を、瞬時瞬時に追究し、瞬時瞬時に実現していく、その時に係る重圧と面白さを感じながら、その重圧にめげずにやり遂げた満足感。公演後に信頼を持って接して下さる皆さんの姿を見た時、その満足感が体の疲れを癒して下さいます。「日本一!」「また来てね!」「お体を大切にして下さいね!」そんな掛け声に、疲れが吹っ飛ぶと云うものです。
演目:水口囃子、猿まわし、寿獅子