伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

矢臼別平和盆踊り大会〔北海道別海町〕

今年で第55回を迎えた矢臼別平和盆踊り大会、50年以上この大会に携われた方にお祝いをしたいと考え、今回「餅つき」を行いました。三宅信一、上出五郎さんは、第1回からの参加者で、この大会を計画した方々です。上出さんは、別海町議を長く務め、多くの活動家を育て、現在の別海平和委員会のメンバーです。三宅先生は、大会を始める前から、釧路平和委員会会長で、教育大学の学生を矢臼別の現地調査や援農に送り出して下さいました。「平和碑を建てて、盆踊りをやろう」と呼び掛けた、矢臼別平和盆踊りの生みの親であり、闘いを育てて来られた方です。吉野先生は、第3回からの参加ですが、最初の頃から事務局の中心であり、事務局長として長く携わり、大会の支柱です。川瀬家族の「ここに居たい」と心に決めて来たのも吉野さんとの信頼関係があったからで、特に、川瀬氾二さんは、三宅先生が「この人が俺の人生を変えた人」で、奥さんの普実子さんは吉野夫妻を「よしじい、よしばあ」と呼び、まるで親代わりの様でした。この3人の「大会」における存在は、常に明かりを燈してくれた「北極星」の皆さん方で、この皆さん無しにはこれまで続けて来れませんでした。54回まで休む事なく続けて来られ、次から次へと次世代が育ち、自ら積極的にこの運動に関わる人々が増えたりと、「矢臼別共闘のスローガン、合言葉」が今に生きています。だからこそ、今この3人を讃えたいという思いから、今回「餅つき」は行われました。

演目:もちつきばやし

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