何らかのご病気をされて障害が残ったんでしょう、自由に声を上げたり、体を動かしたり、手を叩いたりできないのが良く分かります。でも、獅子で会場の皆さんの頭を噛んで廻ると、小さい声ではありますが、「ありがとう!」と言っておられるのがハッキリ伝わってきます。心の奥底にまで響く一言です。また、職員の方が「餅つき」に挑戦していると、思わず手を挙げて、声さえ出ないのですが、動かせる部分を使って精一杯の応援をしているのも分かります。私達は、高齢まで生きる事ができるようになりました。その分、若い人たちに介護してもらわなければいけないのも現実です。そんな高齢の皆さんが同じ施設で一緒に暮らして行く訳ですから、季節季節の行事で新鮮な刺激を楽しんで頂ければ幸いでございます。