親しい仲間が遠方に移り住んでしまう時、何かしらの寂しさを覚えるのですが、そんな嫌応もない「別れ」は、残念ながら受け入れざるをえません。残された時間に何かしらの思いを伝えたいという衝動に駆られます。ましてや「結婚」という理由ともなれば、「嬉しさ」「歓び」「祝福」といった気持ちが体中に入り乱れ、何とか形にして思いのたけを伝えようと、我慢が出来なくなる訳です。姫路で一緒に「サムルノリ」を演奏して来た仲間が石川県へと嫁いで行きます。仲間の手に依る「祝賀会」が催されました。暖かい、優しい「記憶」として、送り出される側だけでなく、気持ちを形にした皆さんの心の中にもずっと生き続けて行くのでしょう。
演目:寿獅子