会場に入ると、ホワイトボード一杯に書かれた「花こま歓迎」の文字に、私達の胸がキュンとさせられます。伝統芸能を上演する、それらしい雰囲気を醸し出すために、きっと誰かのお家にあったんでしょう、古くから伝わる、由緒正しい、いかにもそれらしいつい立ても舞台の後ろに飾り付けて下さり、精一杯の工夫に余念がありません。私達を迎える職員の皆さんの気持ちに張りを感じます。そんな中で、芸能を楽しむ事ができた利用者の皆さんは大感激でした。車人形と握手する手に力がみなぎり、笑顔が一層の笑顔となり、いくらでも声を掛けて下さいます。どこからこんなエネルギーが出て来るんだろうかと思うほどです。こいいう刺激が明日への活力となるんですよね。