伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

ささやかなお正月プレゼント〔兵庫県神戸市〕

窓越しに見えるその風景の移ろいから、季節を感じられるというものですが、利用者の皆さんにとっては、私達の日常生活ほどの刺激がそれほどあるとも思えません。職員の皆さんによる、お正月飾りが至る所で目を引きます。「新年を迎えたんだ!正月なんだ!」そう感じる縁起のいい楽しいひと時を!そう仲間の皆さんと一緒に感じて頂きたいと、渾身の力を振り絞って上演させて頂きました!涙を流して喜んでおられる姿を見つけると、職員の皆さんと一緒に「やったー!」を共有!自由に屋外散歩などできない皆さんに、ささやかながらお正月プレゼントになりましたでしょうか?

演目:寿獅子、もちつきばやし×2か所

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身に余る幸せ〔兵庫県神戸市〕

通常、搬入に台車を使うのですが、こちらの施設、ストレッチャーを貸して下さいます。やたら道具の多い私達。台車だと何台も必要な所、このストレッチャー1台で台車3台分の役目を果たしてくれます!人を搬送するものなのに、荷物を載せてもいいのだろうかと当初戸惑う気持ちもありましたが、今では当たり前のように使わせて頂いております。今時使わなくなった古いものを利用しているのだと思っています。「獅子舞と餅つきは必ず演目に入れてね!」施設長さんからの熱いラブコール。「新年に縁起のいいものを細く長くやって行きたいの!来年も、さ来年も、ず~とお願いね!花こまさんもお体大切にね!」もう15年以上も通い続けているのに、まだそう言って下さるのです!

演目:水口囃子、寿獅子、そーらん節、もちつきばやし

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先輩の言葉生きています!〔兵庫県神戸市〕

こちらの施設、伺い始めてからもう4年が経ちます。会場にある備え付け家具のレイアウトにも原因があったのですが、毎年位置的に見づらい方が出てしまい、その都度改善を重ねてきました。今年やっとほぼ皆さんの見やすい舞台設定になったように思います。担当して下さる職員の方々の情熱のお蔭です。とりもなおさず、利用者の皆さんに気持ちよく楽しんで頂きたいという思いがあるからこそです。私達も先輩から、「良い公演、成立する公演をつくるには、公演内容はもとより、会場に集まったお客さんが楽しめるそんな客席作りもとても大切だよ」と教えて頂きました。先輩の言葉今も生きています!ありがとうございました!

演目:寿獅子、もちつきばやし

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次の関心は三味線?〔兵庫県姫路市〕

今年は、近場に出掛けようという気分なのでしょうか?例年になくたくさんの人々で賑わいました!特に、三味線に注視する子ども達の視線が印象的でした!そう、実に珍しい!餅が配られている列に並び、必ず貰えるんだという安心感の中、何気なく次に関心を寄せたのが、三味線でした!どんな思いで見つめてくれたのでしょうか?こちらは「将来、きっと三味線を弾いてね!」という「弾いてねビーム」を発しながら演奏を続けました!真近で、三味線の音色、実物など目にする機会など普段ないでしょうから、音楽の時間に「僕、三味線の本物見た事ある!」ときっと発言してくれる事でしょう!「どんな風に感じましたか?」と先生に聞かれて、一体どんな感想を語ってくれるのでしょうか?

演目:もちつきばやし×3回

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邪念を抱く間もなく精進〔兵庫県宝塚市〕

公演好評につき、早速次回公演日程が決まりました!本当に嬉しい限りです。毎年伺っているので、もう飽きられたんじゃないかと、ふと頭をよぎる事もあるのです。それでも、獅子に頭を噛まれる幸せを、顔をくしゃくしゃにして、体いっぱいで表現して下さる皆さんの姿には、いつもこちらの身が正されます。公演依頼があってもなかっても、いつもお客様に真摯にあり続けるのみなのですが、もうちょっと仕事が増えればと思ってしまう邪念がぬぐえません。「小人閑居して不全を成す」邪念を抱く間もなく、常に精進あるのみなんですよね。

演目:1F寿獅子、もちつきばやし×2回 3F寿獅子、もちつきばやし

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みんなで決めた力強さ!〔兵庫県たつの市〕

先代の園長先生の急逝に伴い後を引き継いだ現園長先生。大変なご苦労をされたと思いますが、一緒に園を支えるいいスタッフの皆さんに恵まれ、活気に満ち溢れていました!園の先生方で話し合い決めた、今風の色、デザインが施された新園舎が輝いていました!色んな思いや未来への希望溢れる情熱がひとつになって、前へ進んで行っている姿を見せて頂きました。当然そういう雰囲気は、園児や保護者の皆さんにも伝わっている事でしょう。巷では、衛生面から「餅つき」行事が減って行っているさ中、何とか続けたいという園長先生の思いは今年も実現しました!

演目:南京玉すだれ、寿獅子、もちつきばやし×4回

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こんなところに伝統芸能〔兵庫県神戸市〕

伝統芸能の公演先としては非常に珍しい処にお邪魔しました。プロスケーターを生み出すそんなローラースケート練習場に伺い、生徒やスタッフの皆さんにひと時を楽しんで頂きました。勿論、公演先などこだわらずに来た私達ですが、さすがにスポーツ練習場というジャンルはありませんでした。体育会系?の皆さんにとって、三味線や太鼓のお囃子に載せて餅を搗くなど、きっと新鮮な出会いじゃなかったかと思います。また、出来立てのお餅がお腹一杯食べれるとあって、それこそが餅つきの真骨頂!皆さん興味津々で、スマホやカメラで思い出の一枚を撮り止めておられました。

演目:寿獅子、もちつきばやし×2回

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クラシックと伝統芸能〔兵庫県姫路市〕

今年はベートーヴェンの第九交響曲が日本で初演され100周年で、姫路でも恒例の第九演奏会が行われました。また、打ち上げの席では、第九成功を祝っての「もちつきばやし」も恒例で行われました。最初は、クラシックなのに大丈夫なのかな?という不安もありましたが、「餅つき楽しみにしていますからね!」そうです、今では皆さん心待ちにされ、第九演奏後の楽しみにとなっています。今年の指揮者「曽我大介」さんも勿論、餅つきに参加して頂きましたが、意外と背の高い方でした。指揮者というと、どうも偉い先生というイメージでこちらが引いてしまうのですが、曽我さんは芸心もお持ちなようで、演奏会後に及んでも打ち上げ参加者を喜ばせようと、様々な心配りに溢れ、常に趣意をお持ちになって行動されているその姿勢が表れた曽我さんの餅つきでした。こんな事が実現できるのも、長年培ってきた姫路労音あればこそなんだと思いました。ぶらぼー!

演目:もちつきばやし

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私達の血に流れているもの〔兵庫県たつの市〕

子どもの頃見た教科書に、田植えをしているからわらで、太鼓や笛を楽しそうに演奏している人々の挿絵があったのを覚えています。田植えは重労働だから、そんな事はせずに手伝った方がいいんじゃないかとよく思ったものでした。意味が分かりませんでした。今日のこの「もちつきばやし」、考えてみれば同じです。しんどい餅つきを手伝わずに三味線や太鼓で囃すのですから。でも、こうやってお囃子がある事で、同じ餅つきなのですが、日常を忘れた気分の高揚感で溢れています。子ども達は先生に言われる訳でもないのに、自然と体を動かしたり、声援を送ったり、臼にどんどん近づいて来たり。先生も負けてません、誰に言われるでもなく、「太鼓持ち」宜しく、園児を前にして自ら踊り、はやし立てている姿が印象的でした。

演目:もちつきばやし×2回

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「伝統芸能」を考える〔兵庫県小野市〕

テレビで伝統芸能番組なんてほぼほぼ放送なんてされません。それほど魅力がないのでしょうか?日本各地に数えきれない位たくさんある伝統芸能なのに、音楽の授業で習った記憶もありません。クラシック音楽やバレエの方がやはり優れているからなのでしょうか?西洋文化溢れる巷では、どうも伝統芸能は蚊帳の外のようです。でもこうやって各地で公演してみると、お客さんの反応はすこぶる良好です。子ども達の輝く目、この機会に子ども達に体験させようと意気込むお父さんお母さんの姿。また、それを見守る会場皆さんすべてが笑顔なんです!まだまだ、努力が至らないのか...。いやいや、諦めないぞ、伝統芸能

演目:もちつきばやし×2回

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