伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

皆さんの期待は最高潮に!(夏の猿まわし公演)

人口移動や少子化で休止する施設がある代わりに、その施設を再利用して活動する団体もあります。こちらは、その休園となった幼稚園を活用して運営しているNPO法人主催の、子育てイベントに出演しました。スタッフの方、ボランティアの方々それぞれが入り混じって、準備や運営に大忙しの活気あるイベントでした。初めての事とあって、皆さんの期待は最高潮に!お猿さんの演技に、子どもから大人まで垣根を超えた笑い声、歓声、惜しみない拍手が送られていました。私達の車人形にも興味を持たれ、「珍しいね!いいですね~!」と感想を寄せられ、何から何まで初体験の1日となりました!

演目:猿まわし鉄平君、車人形、猿まわし一平君

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生きている歓び、幸せを表現するエネルギー(夏の猿まわし公演)

今日もクーラーが効いています、ありがたや!公演後、車いすで会場から出て来られる知り合いの奥さんと、ハグまがいの握手で再会を喜び合うのが恒例となっています。かつてはご主人と一緒に南京玉すだれのボランティアで活躍されました。今では、いくつかの不自由を抱えながらも、体全体を使って、あふれんばかりの生きている歓び、幸せを表現されるその姿に、結局こちらがエネルギーを頂いてしまいます。そんな仲睦まじいご夫婦をはじめ、会場に集まられたそれぞれの人生が幾重にも重なりあい、まるで公演と言う名の交流会の様でした。                                                      

演目:猿まわし鉄平君、八丈島太鼓、猿まわし一平君

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群れからはぐれた猿の運命とは?(夏の猿まわし公演)

蝉しぐれどこ吹く風のお猿さん。今日もクーラーの効いたここち良い会場が舞台です!人間の仕草を猿に身に付けさせるとは、昔の人は良く考えたものだと思います。鉄平君は群れからはぐれて、お婆ちゃんの足にしがみつき保護されたお猿さん。いくら保護されたからと言って、今更元の群れには戻れませんし、動物園の猿の仲間にも入れてもらえません。と言って、一般の方がペットとして飼う事もできません。そういう訳で、やはり猿まわしの芸猿として、人間と一緒に生きて行く運命だったのかなと思い巡らせながら、年々少しづつ前進した芸を披露するお猿さん達に感慨を覚えるのでした。

演目:猿まわし鉄平君、そーらん節、猿まわし一平君

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まだまだ暑い日が続きます!(夏の猿まわし公演)

今シーズンの猿まわし筑豊大介さんとの共演の始まりです。お腹の調子を悪くして以降、体調の優れなかった一平君は元気になったのでしょうか?鉄平君の芸は前進しているのでしょうか?今日はこども園での公演です。夏の暑い日差しの下、クーラーの効いた遊戯室は、炎天下と違い、気持ちいい快適な芸能空間です!子ども達は、目の前で繰り広げられる芸能の数々に釘付けでした!公演後、「楽しかった!」「面白かった!」と口々に感想を教えてくれました!まだまだ、暑い日が続きます!皆さん、どうぞお元気で!

演目:ソーラン節、猿まわし鉄平君、八丈島太鼓、猿まわし一平君

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釈尊生誕「花まつり」

ハロウィン、バレンタインデー華やかなりし昨今、そんな中「花まつり」と言えば、花こま公演と言うお寺があります。本当に嬉しい限りです。子ども会単位で参加されますので、毎年見る子ども達もいます。そのために演目や内容もちょっと工夫が要ります。ただ、餅つきは恒例でもあり、大人気の演目ですから外すわけにはいきません。そこで今年は、引率で参加されているお母さん方に南京玉すだれに挑戦してもらいました。新1年生と6年生には餅つき参加してもらっていたのですが、今年の新1年生はたくさんおられ、1年生だけに餅つきをしてもらい、花まつり記念餅を皆さんでおいしく頂きました。合掌。
演目:水口囃子、そーらん節、南京玉すだれ、車人形、もちつきばやし

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自ら感じ取る事なのですが、

600人もの皆さんがじっと息を凝らして演奏を聞いて下さっている姿は圧巻でした!声を上げてみたり、笑ったり、何かしらリアクションがこれまではあったのですが、その分、こちらも張りつめた演奏となりました。何を感じ、それをどう深めるのか、それらはすべて生徒の皆さんが「自ら感じ取る」事なのですが、こちらは持てる感覚のすべてを出し切り、向かい合うしかありませんでした。さすがに、獅子が会場に入ると、キャーキャー騒ぐ姿にほっとする一面もあり、同級生が玉すだれに挑戦する姿には惜しみない激励の拍手が飛び交いました。校長先生は、花田の子守唄に感激され、そーらん節をかつて生徒に教えた思い出を懐かしく語って下さいました。
演目:水口囃子、寿獅子、花田の子守唄、そーらん節、南京玉すだれ八丈島太鼓×2回(600人ずつ低学年、高学年とに分けて)

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命ほど大切なものは無いんやで!

子ども太鼓教室「げんき」第22期の卒業生を送り出した指導者の「おっちゃん」。この日は、石見の太鼓打ち「今福優」さんやこれまでに卒業したOB達や交流のある皆さん方も駆けつけて盛大な終了式となりました。太鼓を通して命の大切さを伝え続けた「おっちゃん」。長年頑張ってきたのでここらで小休止だそうです。一人でも習いたい子どもがいれば、いつでも必ず教えます!と心強い挨拶に会場からは割れんばかりの大拍手!今福優さんと長年交流を続けた皆さんで「生命の詩(いのちのうた)」の合同演奏、命輝かして生きる尊さがほとばしる大演奏となりました。長年本当にお疲れさまでした!パワーアップした「おっちゃん」を楽しみに、次期開講を皆さんで楽しみに待ちましょう!
演目:水口囃子、はりまの田植え踊り、生命の詩

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最後の昼食会

27年に渡り提供された「一人暮らし老人給食サービス駒どり昼食会」ですが、関係者多数が出席する中、惜しまれながらも最後の昼食会が行われました。前期高齢者(65歳以上)が後期高齢者(75歳以上)を支える活動をほぼボランティアで賄い、自分達が何十年と食べ続けてきた神戸長田の伝統食を中心に品数の多い献立を作り続け、たくさんの方々を励まし続けてきた昼食会でした。花こまは、阪神淡路大震災のボランティア活動の中で駒どりの家の皆さんと出会い、それ以来正月の獅子舞、餅つき、夏の猿まし等で毎年お世話になってきました。築100年は越える古民家を活用し、「もうひとつの家、もうひとつの家族」という理念の下、一人ひとりの命を大切に運営され続けてこられ、目標だった特養ホーム建設も実現させ、福祉活動の原点として大きく花開かせる運動を築いてこられました。本当にお疲れさまでした!

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患者さんに寄り添って13年!

パーキンソン病をはじめとする神経難病患者の集いの場として、患者会(全国パーキンソン病友の会)が中心となって平成16年4月に「ワークホームあけび」、9月に「デーサービスあけび」が開所したのが始まりでした。難病の中でもパーキンソン病は患者数が多く、国内15万人とも言われています。「あけび」は、家庭にいる様に過ごして欲しいとの思いから畳にした明るい部屋で過ごします。昼食は家庭の味を頂きます。1か月もすると、皆さんが笑顔で過ごされるようになってきます。通所している方々から「あけびが無かったら今頃どうしているだろうか」「あけびに出会えて良かった」という声が寄せられています。今日は、新施設「あけびの里」の開所祝に駆けつけました。
演目:八丈島太鼓、寿獅子

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求める皆さんの熱情!(熊本公演)

大きな産業もなく過疎の地域だと伺いますが、そんな事情など何のその、人懐っこくて生き生きとした子ども達は初めて見る芸能にもう釘付けです!玉すだれに園長先生が初挑戦!終始笑顔ながら七転八倒!園児・先生方はそんな園長先生を大応援!汗をかきかきナイスリアクション!同じ福祉施設の皆さん方も参加され、会場中から飛び交う「ご苦労様」の大きな拍手!最後は皆様の幸せを願って獅子舞でした!そんな素敵な皆さん方に迎えられ、無時公演を終えました!
演目:車人形、花田の子守唄、そーらん節、南京玉すだれ、寿獅子

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