伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

貪欲に学ぶという事

次には、埼玉県武州に立ち寄りました。武州労音にある「ゆいの会」は、毎回、花こまから貪欲に何かを感じ取ろう、学ぼうとしているのを痛いほど感じる皆さん方です。しかしながら、私達は、ただ日々精一杯生きる姿しかお見せできません。「ゆいの会」の素晴らしさは、自分達を磨くために、伝統芸能を携えて毎年沖縄や宮城県へ通い続けておられる事です。今年もそんな皆さん方が私達のために手塩に掛け磨き上げた芸能で歓迎して下さいました!感謝!
演目:水口囃子、寿獅子、面踊り、安里屋ユンタ八丈島太鼓、もちつきばやし

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旅の思い出 郡山市

環境省は、今年6月から福島第一原発事故で出た放射能汚染土を、現在貯蔵している中間貯蔵施設から持ち出し、全国の公共事業で使える様に準備を進めています。汚染濃度を、1kg当たり8000ベクレル以下(詳細は非公開)と決め、防潮堤や道路の盛り土、防災緑地の地盤、中間貯蔵施設の中間覆土利用を想定して、近く福島県南相馬市で実証実験を始めます。農水省が定めた1kg当たり400ベクレルの基準と比べ、あまりにもかけ離れたこの基準に、一層の汚染拡大につながると批判が起きています。策定責任の所在と結果責任の追及ができる公開こそが今一番望まれます。
演目:水口囃子、寿獅子、花田の子守唄、車人形、もちつきばやし

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旅の思い出 郡山市

「Cosse亀田」?近頃、横文字の施設が増え、何語なんやろと頭を悩ますんです。pcという便利な物があるんで、すぐに調べられんるんですが、聞くのが一番!「何語なんですか?どういう意味なんですか?」郡山の言葉やそうです。「コッセ」は「こちらに、おいで!」だそうで、なるほどそうかと合点承知の助!台所も完備され、近所知り合いの人々が気軽に集まりお話をしたり、サークル活動もできる民間運営の斬新な医療生協の施設です!今日はその開所式!という事でお祝いに駆けつけました!大成功!
演目:寿獅子、秋田大黒舞、南京玉すだれ、車人形

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旅の思い出 福島市

足でまといだからと、誰か一人でも切り捨てる事を認めたら、その切り捨ては際限なく拡大して、あらゆる人の「生」が危険に晒される事になってしまうんじゃないかと恐れるんです。先日の津久井やまゆり園事件は正にそうだったんじゃないかと感じました。行きつくところは、うちのお爺ちゃんが行ったあの戦争じゃないのかと思いました。自然災害、事故などで「人間として生きる」事に困っておられたら、誠心誠意寄り添う事じゃないかと思うんです。安易な帰還は避けたいものです。
演目:水口囃子、寿獅子、秋田大黒舞、南京玉すだれ、車人形

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旅の思い出 福島市

これだけの原発事故に対して、この5年間耐えて来た。16万人とも言われた原発避難者の皆さんも十分ではないにしろ、何とか耐えて来た。強制・自主避難の皆さんも何とか耐えて来た。これだけの事故が起きたんやのに、私達は破綻してないし、前向きに生きようとしてる。避難解除で帰還を当たり前とせず、まだ暫く賠償を続け、支援を続け、原発避難者特例法を続け、一人一人の「命の大切さ」に混乱を起こさないようにして欲しいんです。只々心からそれを願っています。
演目:水口囃子、寿獅子、南京玉すだれ

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旅の思い出 福島市

避難者が帰還する事で、この事故原因の追究を止めたり、責任の回避を認めたらあかんと思います。今回の事故の影響は大き過ぎます!数年で元通りになるもんとちゃいます!それを皆な知ってるんやけど、被害が無くなるかの様な仮想と付き合ってる気がしてしょうがありません。もっと、現実を見据えて、よう議論して、真実味のある将来をよう考えんとあかんのやと思いました。色んなお話を伺う度にそんな気がしてしょうがありませんでした。
演目:面踊り、安里屋ユンタ、車人形

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旅の思い出 福島市

 

来年には仮設住宅がなくなると言われています。原発事故により、命からがら難を逃れ、そんな苦難を経験したにも関わらず、もう一度その現場に、自らの責任で、誰が危険を冒して戻れと言うのでしょうか?県外・県内避難、自主・強制避難、避難先の方と避難者の方との心の葛藤、複雑に入り乱れるそれぞれの気持ちは穏やかではありません。も少しゆっくり時間を掛けながら、安心して生活できるような工夫が要ります。この日は、学童の皆さんが駆けつけて下さり、日頃聞く事の無い子供達のリアクションに優しい笑顔が溢れていました!
演目:水口囃子、寿獅子、秋田大黒舞、南京玉すだれ、車人形

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旅の思い出 福島市

すっかり恒例となったリハビリ病棟公演です!エレベーターホールの真ん前が舞台ですので、扉が開いたその瞬間、事の顛末を理解できず、只々あっけにとられ拍手をしながらまた扉が閉まるというハプニングも(笑)!まるでテレビのバラエティー番組の様です!不自由な体ながら気持ちのままの感情を精一杯表現されるその姿に、見ているこちらが胸打たれました!
演目:寿獅子、花田の子守唄、車人形

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旅の思い出 郡山市

「崇高なものを見せて頂きました!」「来年もまた来て下さい!」お部屋に帰る道すがら、一人一人が声を掛けて下さいました。施設を後にしようとするその時、職員の方と一緒になって手を振って見送って下さるその姿は、「感謝」の一言に尽きる感動のお別れでもありました。
演目:寿獅子、そーらん節、南京玉すだれ、車人形

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旅の思い出 おたがいさまセンター(郡山市)

阪神淡路大震災の折には、日本中の皆さんの暖かいご支援を頂き、忘れられない思い出となっています。東日本大震災後、余りの被害の大きさに、元の生活に戻れるまでに、一体どれくらいの年月が掛るのだろうかと途方にくれました。皆さんの事を忘れずに生きていきたい、そんな思いでこちらに伺うようになって4年目を迎えました。昨今の台風や地震により、一層あちこちで被害が出ていて胸が痛みます。来年には応急仮設住宅が無くなると言われています。もっと合理的に被災地の皆さんの支援ができないものかと思うばかりです。
演目:水口囃子、寿獅子、花田の子守唄、車人形、もちつきばやし

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