伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

「恐怖」を感じる時(夏の猿まわし&花こま公演から)

現世の「恐怖」と言えば、お金が無いとか、命の危機を感じる時で、かつての「恐怖」は、死、幽霊、物の怪、怪奇現象だったんでしょう。人としてまっとうに生きなければ、いつか苦しみや恐怖を味わう事になるんだと、昔の人は感じていたんだと思います。鬼、獅子、なまはげパーントゥ等、社会で生きて行くための倫理観を、これら「芸能」で、きっと理屈抜きに学習したんでしょう。今日も、たくさんの子ども達が、古くから愛され、育まれてきた「猿まわし」を楽しみ、そして、獅子の恐怖に恐れおののき泣き叫び、会場を逃げまどい、最後は、先生に助けを求めたのでした。

演目:水口囃子、猿まわし、寿獅子

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