震災後の福島県に伺うようになった当初より、
ずっと花こまを招き入れて下さっている施設です。
初めて伺った折には、私達の関西臭い芸能に、
多少違和感もあったんじゃないかと気にしていたのですが、
皆さん、そんな事おくびにも出さず、
笑顔で迎えて入れて下さいました。
この様に毎年公演を重ねてみると、
おもしろい交流をさせて頂いたものだなと感慨深く思いました。
福島の皆さんにとって、東日本大震災は、
「震災と災害」いう、とてつもない災難でしたが、
私達にとっても、阪神淡路大震災は、
我が事の様に心配して、全国各地から手弁当で、
駆けつけて下さった皆さん方の「愛情」で包まれた至福の時間でした。
日本中の皆さんの持っておられる暖かさや優しさを目の当たりにし、
苦難は、きっと手を携え、支え合って乗り越えられるものだと、
感じていたその感覚が現実のものとなり、涙が止まりませんでした。
こうやって福島へ伺い、現実に触れさせて頂き、
その交流を元に、また新しい感覚で次の公演に向かう事ができています。
私達が必要な限り伺いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
