伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

渡利病院リハビリ病棟での公演から

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長い公演生活で、
こちらの様な会場での公演はあまり経験がありません。
いわゆる病院の通路が会場になります。
しかも舞台は、エレベーター扉の前です。
何も知らずにやって来られた方が、
扉が開くなり、いきなり獅子舞が「がぶっ!」と来たら、
普通はびっくりしますよね!
またどういう訳か、毎年、扉を開けられる方が必ずおられ、
目を白黒させておられます!
まるで、今流行りの「モリタリング」のようです!
逆に、それがまたいいのかも知れません!
きっと手術をされて、
動きにくくなった部位を
リハビリで動かせる練習をされているのでしょう。
皆さん、大人しく椅子に座られ、
職員や見学者の皆さん、
わざわざ、リハビリを中断させて舞台の後ろから見学される方々、
会館、ホール、演芸場にはないこの雰囲気がとてもたまりません!
正しく!皆さんの生活の場そのものです!
古い時代の大先輩方も、
このような公演をしていたような気がしてなりません。