伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

「第九」演奏会翌日に行われた韓国昌原クンドゥルプンムル団・クンドゥル一行との交流会に参加して

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http://hanakoma1987.jimdo.com  今日の演目:寿獅子

こうやって韓国の皆さんと交流をしてみると、
韓国人らしい暖かい心の遣い方、もてなし方、優しさ、日本人の持っていないユーモラスな元気さに、どんどん包まれて行くのを感じました。
これを韓国風温情とでも言うのでしょうか?
そんな、何とも言えない韓国風温情に包まれて行くのです。
それでも、彼らは感動と楽しみだけを胸に抱いて来てくれたのだとは思えません。
昨今の事情ですから、ただならぬ日本人への感情がないはずがありません。
彼女・彼らは3月からドイツ語第九を練習して来られたそうです。
「自分達が韓国と日本の架け橋になるんだ」という信念を胸に、
そこにはきっと色んな想いやドラマがあったのだろうと思います。
それを乗り越え、交流がある、自分達が信じた日本人の下に駆けつけ、
その信頼を頼りに一緒に第九を歌ってくれたのですから。
交流会が進むにつれ、涙が止まりませんでした。
せっかく感動を噛みしめているそんな中、
何と!それさえも吹っ飛ばす、サプライズがありました!
日本にやって来たメンバーの仲間同士の恋愛がその場で発表されました!「え~!」
恐るべし!国際恋愛宣言です!
こうなれば、もう参加者全員が立会人です!会場中、上へ下への大興奮!交流会どころではありません!
韓国メンバーの中でも公開されていなかったそうです!
一段落した後、韓国メンバーがそのお祝いもかねて、「アリラン」を歌ってくれました。
余計な飾り気が一切ない、素朴なのに、豊かな心に満ち溢れた、見事な「アリラン」でした。
感動して泣いてしまいました。
ほんと月並みですが、美しい交流でした。
カムサハンミダ!
クンドゥルメンバーによる「アリラン

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