伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

姫路労音創立60周年記念「第九演奏会」打ち上げでの餅つき

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これまでに聞いた事のない「第九」でした。
ベートーヴェンが生きた時代と現代とは違いますが、
時代は変わっても、民衆はより良い明日を願って、
それを求めて生き続けて来たし、
どんな困難があっても、これからもそう生き続けていくんだという意思が、
漠然とした音楽表現では無く、
ベートーヴェンが生きた時代をつぶさに見つめ分析し、
自分自身もそうであった様に、
その時代を生きる民衆から受ける感情を音楽で見事に表現し、
しっかりとした意思と目的を持って作曲をしたんだなと初めて感じました。
各楽章での言いたい意味がとても分かりやすい演奏でした。
姫路労音創立60周年という記念の公演でもあり、
交流のある韓国昌原クンドゥルプンムル団・クンドゥル団員が今年3月から練習を重ね、
記念第九への友情出演に対し客席から大きな拍手が寄せられ、
また、100歳になる合唱団員もおられ、39回を数える歴史の重みと豊かさに溢れていました。
打ち上げの席上、ソリストの先生方から、「とかく隣国とは仲が悪いものです。フランスやドイツは長い間仲が悪かったのですが、今やEUの中心国として仲良く立派にやっています。韓国ともこのような交流を通じて仲良くやって行きましょう」という発言に、会場から大きな拍手が起こっていました。
そんな皆さんの高揚した雰囲気の中での打ち上げ餅つき、当然「大成功!」
 
今日の演目:もちつきばやし