伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

お爺ちゃんお婆ちゃんと一緒に暮らす大切さを感じて帰って来ました!

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こちらの保育園、今回は先生方に太鼓を練習して頂き、行事のオープニングを飾って頂きました。
例年屋外の公演なので、お天気の心配をする年もあったのですが、
お爺ちゃん、お婆ちゃんを招き、今年は、何の心配も無い秋晴れの下行われました。
孫の姿を一目見ようと、遠方より駆けつけられる方もおられるそうです。
先生方の太鼓は見事に成功し、「とにかく楽しかった」と叩き終え、喜んでおられる姿が印象的でした。
園児の中で噂になっていた獅子舞では、泣き叫んでいる子ども達を抱きかかえ、
何としてでも頭を噛ませ、元気に育って欲しいと願う先生方の想い溢れたパフォーマンスに会場中が沸き返りました。
花こまの「そーらん節」は好評なのですが、「とにかく見てる方も力が入ってしまうそーらん節」だといつも言われます。
腕に覚えのあるお爺ちゃん6人にご参加頂き、「もちつきばやし」に挑戦して頂きました。
各ご家庭での餅つきとは違い、三味線や太鼓、歌が入り、音楽によって餅をつく工程が決まっているものですから、
勝手が違う餅つきに戸惑いながらも、大杵の段になると、昔取った杵柄よろしく、見事な杵さばきで会場を沸かせて下さいました。
孫からも「お爺ちゃん頑張れ~!」と声援が掛ると、否が応でも力が入ります。
そんな皆さんの力でつき上げたお餅はすぐにきな粉餅に仕上げ、会場に配られました。
秋晴れの下、出来立てのお餅を孫と一緒に頬張る姿は格別でした!
この後、遊戯室に会場を移し、園児による歌や踊りの披露が待っています!
晴れ晴れとした皆さんにお礼を頂きながら、公演後の片づけに入りました。
園長先生曰く、「ミャンマーにボランティアでよく行くのですが、子ども達の心使いが違います。日本と比べると勉強はできないでしょうが、仕事で疲れている大人を見ると、誰に言われでもなく、お茶を出してくれる子ども達に感動しました。話を聞いてみると、みんなお爺ちゃんお婆ちゃんと一緒に3世代が暮らしているとの事でした。お爺ちゃんお婆ちゃんと一緒に暮らす大切さを感じて来ました」との事でした。
 
今日の演目:ぶち合わせ太鼓、寿獅子、そーらん節、もちつきばやし