伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

話芸としての「猿まわし」

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http://hanakoma1987.jimdo.com

今日は、後ろの方が見えにくくなるので、
平台を使い、かさ上げをし、見やすい様に舞台を工夫しました!
「キャ~!」
「かわいい~!」
「うふふ~!」
こんな黄色い声を聴くとどこの会場かと思いますが、
実は、老人ホームなのです!
落語や漫才は人間のお喋りで「おかしさ」「おもしろさ」を表現する芸能ですが、
「猿まわし」は、
猿という、動物の芸でそれを表現します!
猿という動物なのに、
まるで人間の様に、
親方の言う事を聞いて、
人間の仕草をしてくれます。
皆さんは、それに感動し、惜しみのない拍手を送ります!
時には、親方の言いつけを無視するかのように、
まったく言う事を聞かない時があります。
いかにも、親の言う事を聞かない子どもの様に。
また、それがおかしくて、
皆さん思わず、「くすくす」と笑ってしまいます!
またそれが愛らしい猿となれば、余計にです。
日本人は、
猿を使った話芸の世界も愛したのです!
今日の演目:水口囃子、猿まわし鉄平、寿獅子、猿まわし一平