伝統芸能を携えて全国各地を巡る旅日記

伝統芸能を上演する民族歌舞団「花こま」の活動をお知らせいたします!

お猿にお世話になってきた私達(夏の猿まわし&花こま公演)〔兵庫県宍粟市〕

練習できっちり仕上げられても、いざたくさんのお客さんを前にすると、上がってしまい、練習通りにいかないものです。それは人間だけではないようです。お猿の鉄平君、親方との稽古で、十分と言っていいほど、かなりの精度で芸を仕上げる事ができました。ところが、「お客さんの前に出て芸をする」どんなに上がっても、人間ならば曲がりなりに上演もするでしょうが、鉄平君にとってお客さんの前で芸をするという認識など理解のしようがありません。それでも大介さんは言われます、お客さんに慣れるまでどれだけこちらが辛抱できるかのようです。我々の幸せのためにお世話になります!

演目:水口囃子、寿獅子、猿まわし

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「想い出」という記憶(夏の猿まわし&花こま公演)〔兵庫県姫路市〕

園長先生曰く、「太鼓演奏で赤ちゃんは寝れるんですね!びっくりしました!」。結構にぎやかな演奏だったにも拘われず、気持ちよく寝入ったそうです。もっとびっくりしたのは、園長先生が新任で迎えた当時の保育園に、何と!「花こま」が公演に伺ったそうで、今回園の先生方が初々しく「玉すだれ」に挑戦している姿を見ていて、懐かしく思い出されたそうでした。公演後、何人もの園児が泣きながらお部屋に帰って行く姿を目撃したのですが、伺うと、今日は祖父母、父兄の参観があり、公演後すぐに帰られたため、中には寂しがって泣き出した園児がいたというお話でした。また、何年後かに、思い出として語って頂ける機会となりましたでしょうか?

演目:水口囃子、そーらん節、南京玉すだれ、猿まわし

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芸猿はお客さんに育てられる!(夏の猿まわし&花こま公演)〔兵庫県朝来市〕

「よっ!待ってました!」「頑張れ!」客席から声が掛る施設も珍しいものです!ましてや、ずっと以前、遥か昔に訪れたことがある程度ですから、最近では初めてといってもいいでしょう、そんな皆さんから大きな拍手や声援を頂いたものですから、こちらもテンションがかなりアゲアゲでの公演となりました。恥ずかしがり屋、お猿の鉄平君もそんなお客さんの顔を見る事ができなくて、施設の皆さんも「しょうがないね」という雰囲気でした。ところがどうでしょう、時間と共に客席のお客さんに顔を向け、芸を披露するではありませんか!「お客さんが芸人を育てる」とは良く言ったものです!

演目:水口囃子、寿獅子、猿まわし

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末永くごひいきに!(夏の猿まわし&花こま公演)〔兵庫県朝来市〕

「エネルギーを頂きました!」「一つ一つの演目に感動しました!」「とても大切な芸能に触れる事ができて良かったです!」今日は、子育て支援事業に参加する親子の皆さんが一堂に会し、伝統芸能のひと時を楽しんで頂きました。大規模な市町村合併後、年に2回旧自治体エリアの皆さん方が交流事業を行っておられ、この度は私達を呼んで下さいました。映画でさえ携帯やホームビデオで鑑賞する時代です。ましてやほぼ絶滅危惧種のような私達の芸能など、目の前で見る事など無かったはずです。思いもかけない伝統芸能との出会いに、心底興奮しておられる様子がこちらにも伝わって参りました。いつでも伺いますので、末永くごひいきに!

演目:水口囃子、寿獅子、そーらん節、南京玉すだれ、猿まわし

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笑顔も喜びもひとしおです!(夏の猿まわし&花こま公演)〔兵庫県養父市〕

楽しんで頂けましたでしょうか?2年ぶりのお邪魔です!各階からわざわざ集まって下さいましたので、何としてでも喜んで頂きたいと奮闘致しました!思いが伝わったのか、会場皆さんの喜んで下さっている様子がひしひしと、こちらにも伝わって参りました!施設番犬君もケージ内から、「僕も!」と言わんばかりに、力の限り尻尾をふりふり!そんな利用者さんの喜びように、職員の方々の笑顔もひとしおです!公演後、施設菜園採れたての、折角の胡瓜が折れてしまったとの事、「そんな胡瓜でもお猿さんは食べますか?」勿論喜んで!公演を終え、ほっと一息ついていた鉄平君、思わぬご馳走の差し入れに、喜びもひとしおだったとか!

演目:寿獅子、猿まわし

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鉄平君も左うちわ?(夏の猿まわし&花こま公演)〔兵庫県養父市〕

「獅子舞で泣いて、猿まわしと車人形で笑顔になってくれて良かったです!」う~んなるほど、獅子舞が最後だと、泣きながら終わってしまい、一巻の終わりでしたね!なるほどそれは良かったです!でも、「獅子に、頭を噛んで貰いたい人!」と声を掛けた時、何人ものお友達が手を挙げて、自分から舞台に出て来てくれる姿が印象に残りました!さすがに、初めてでそんな勇気を持てる筈もありません。毎年の積み重ねが、子ども達の変化をつくり、こうやって実を結ぶというものです!毎回皆さんからプレゼントを頂くのですが、今年は『暑い夏を乗り切って下さい!』という優しい思いから、園特製「うちわ」を頂きました!お猿の鉄平君のプライベートルームを覗いた事はありませんが、きっと左うちわでゆっくりくつろいでいる事でしょう!

演目:水口囃子、寿獅子、そーらん節、猿まわし、車人形

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「ほこほこ」を考える〔兵庫県たつの市〕

「ほこほことした、祭りの様なひと時でした!」公演後、心からの笑顔と共にこの様な感想を頂きました!「ほこほこ」の意味は、「暖かいんだな」という感じはしたのですが、すぐには正確な意味を理解できませんでした。それでも、とても嬉しく感じました!早速「ほこほこ」という意味を辞書で調べて見ると、「暖かくて気持ちのよいさま」とあります。それならば、最高の感想を頂いた訳です!毎年、今回のような交流会を通して、お互いの親睦を計り、情操を育んで来られたからでしょうか、はたまた、この地域特有の人情味あふれる暖かさからなのでしょうか、上演した私達も観客の皆さんから「ほこほこ」とさせて頂きました!

演目:水口囃子、寿獅子、南京玉すだれ、もちつきばやし

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その思いを大切に!〔兵庫県高砂市〕

「そーらん節」や「獅子舞」を知っている人?と問いかけると、大勢の皆さんが「は~い!」。きっと祭りで獅子舞などには接する機会があるんだと思います。それでも、1年のうちのほとんどは、伝統芸能に触れる機会も無いんだと思います。ですから学校公演というチャンスを生かして、必ず生徒代表に「南京玉すだれ」に挑戦して頂きます。代表が参加したというだけで、客席の雰囲気が一変します。おまけに今日は「猿まわし」もあり、親方のいう事を聞かないお猿さんに、どこか親近感を感じるのでしょうか、どよめきに近い大爆笑です!公演後、「伝統芸能や猿まわしを習ってみたい人?」と問いかけると、大勢の皆さんが手を挙げて下さいました!「それでは、何卒、宜しくお願い致します!」なにわともあれ大成功!

演目:水口囃子、そーらん節、南京玉すだれ、猿まわし

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とある「花まつり」での一コマ〔兵庫県姫路市〕

伺う年によって会場の雰囲気は変わるのですが、今年はとってもラフでフレンドリーで、でもどこかとても刺激を求めている感じもしました。伝統芸能など身近で触れ合う機会もありませんので、皆さん演目一つ一つに興味津々でした。時折、舞台裏で準備する私達の様子を偵察に来たり、博物館の展示品を眺める如く、公演道具一つ一つを珍しそうに眺めていました。保護者の皆さんには玉すだれ、餅つきに挑戦して頂いたのですが、同級生の親だけあって応援への力の入れようが、まるでスポーツ観戦のようでした。1年生と6年生の皆さんには、公演最後の餅つきを締めて頂きました。終了後、帰途に就く皆さんを見ていると、どこかしら求めていた刺激と出会えたのか、満足げな姿に見えたのは私だけだったでしょうか。

演目:水口囃子、そーらん節、南京玉すだれ、車人形、もちつきばやし

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姫路労音の益々の発展を願います!〔兵庫県姫路市〕

長年の夢を叶え、借り物では無い、自前事務所でのスタートを、遂に切りました!音楽鑑賞運動のパイオニア的存在の姫路労音ですが、長年の借家住まいを脱却し、この度晴れて、新事務所お披露目会へとこぎつけました!今年で姫路労音が誕生して65周年を迎えるのですが、全国的に鑑賞運動の会員が減少していく中、全国でも珍しく4番目の自前事務所開設となりました!長年、会員の皆さんによる会館建設の情熱の積み重ねが、新事務所購入へと至りました。この間運動にかかわって来られた皆さんはじめ、韓国からもクンドゥル芸術監督チョンさんも駆けつけられ、それぞれの姫路労音への思いを語られるその姿に運動への思い入れの厚み、豊かさ、深さが溢れていました。

演目:寿獅子

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