おもおもしく近寄りがたい様子を表す「おごそか」という言葉があります。以前のお正月といえば、確かにそういう雰囲気があった気がします。ひとりひとり、世間までもがどこか神妙で、まるで神様でもいるかの様な。それが、いつの間にかカウントダウンまでしてハッピーなお正月になりました。どちらがいい悪いではなく、そういう時代の変化なのでしょう。しかしながら、こちらの子ども達にとって、怖~い獅子舞が新年の幕開けです!
演目:水口囃子、寿獅子、そーらん節、もちつきばやし
一瞬の地震と火事でたくさんの命が奪われました。ひとりの命を失う辛さ、悲しさ、寂しさ、やるせなさが街中に溢れていました。そんな時、全国の皆さんのご支援で私達は生きて来る事ができました。皆さんのご支援に感謝致しております。世界に目を向ければいまだに紛争や戦争という火種が絶えません。世界中の人々が命を失う辛さ、悲しさ、寂しさ、やるせなさ、そして恐怖を二度と味わう事の無い事を願うばかりです。木枯らし吹きすさぶテント村で餅つきをしたり、炊き出しや配給活動をした事が思い出されます。いたるところにブルーシートが目立ち、これから先一体どうなるのだろうかと想像もつかない日々を重ね、それでも今に至りました。心寄せて頂いた皆様に感謝です。
年が改まり、今年も新年に沢山の皆さんと出会う事ができました。どういう訳かそんな皆さんからその年の雰囲気を感じさせて頂きます。今年は、獅子に頭を噛んで貰いたいという人が例年より多く、列を作ってまで頭を噛んで貰う方が特に印象に残りました。そんな皆さんから変化というものを敏感に感じさせて貰っています。なぜこんなにも毎年毎年皆さんの雰囲気が変わるのかと思うくらい違います。不思議なものです。